Virtustream Blog

クラウドにおける医療のホーム

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作成者:Dave Henry、テクニカル プロダクト マーケティング部門、@davemhenry

Virtustreamは最近、Virtustream Healthcare Cloud(医療向けクラウド)を発表しました。これは、ミッション クリティカルな医療プラットフォームと医療アプリケーションを、その特定のニーズを満たすために構築された環境にホストするクラウド ベースのソリューションです。EMR(電子カルテ)を念頭に置いて設計されたVirtustream Healthcare Cloudは、Virtustream Enterprise Cloudで提供される特別に調整されたサービスで、あらゆる医療関連アプリケーションに最適です。

医療機関がクラウドの採用を検討する理由

一昔前は、医療機関がアプリケーションやデータを自らのオンサイト データセンター以外の場所にホストすることを検討するなど想像もできませんでした。しかし現在は、次に示すように、クラウド ベースのソリューションがより優れた選択肢になる理由がいくつかあります。

新しいサービス モデルへの移行:多くの医療機関は、患者治療の質を高めるため、サービス提供の新しいモデルの採用を進めています。患者は、自分の診断結果を安全なWebポータルから取得できます。オンラインで予約をスケジュールできます。モバイル アプリケーションがますます一般的になってきています。アプリケーションにより、糖尿病患者や在宅透析患者が自分の生体情報を診療所にアップロードすることなどが可能になります。また、健康に重点を置いたアプリケーションが増えています。ますます多くの病院や診療所がモバイル デバイスで仮想デスクトップを実行し、応答の速さと患者の受診の質を大きく高めています。クラウドは、モバイル アプリケーションの利用に最善の方法を提供します。

俊敏性:クラウドの導入によって得られる俊敏性には、さまざまな形があります。財務面では、IT予算を設備支出から運用支出に変えることができます。導入面では、新規サービスの迅速な展開とタイム トゥ バリューの短縮が可能になります。ワークロードの観点からは、サービスをクラウドにホストすれば、サービス要求の増減に応じた自動的なスケールアップ、スケールダウンが可能となります。

保存要件:当初、医療機関は、患者が生きている間、医療記録を保存していました。その後、患者の死後7年間保存するのが一般的になり、近年は患者の死後25年以上保存しています。研究目的のため、患者記録からPII(個人識別情報)を削除することによって記録を匿名化できる場合は、「永久保存」ポリシーが標準になりつつあります。これらの要件により、組織が簡単に管理できないほどローカル ストレージが大きくなり得ることが容易に分かります。

拡張:データの増大要因は保存要件だけではありません。現在は、X線機器、CT(コンピューター断層撮影)スキャン、MRI(磁気共鳴画像処理)の画像はデジタルで取得されます。そのため、医療機関はフィルムの浪費を心配する必要がなくなり、複数の画像を取得する傾向が強まっています。画像処理テクノロジーの進歩もストレージの増大の原因になります。一般に画像の精細度が2倍になると必要なスペースは4倍になります。ここでもまた、データの増大がインフラストラクチャの負担になることが容易に分かります。

コスト削減:その他のすべての組織と同様に、医療機関はコストの削減と効率性の向上に目を向けています。実際、患者に最良のサービスを提供するため、医療機関はできる限り多くのITサービスをできる限り少ないリソースで提供しようとしています。効率性の目標を達成するには、ITサービスが拡張可能で、迅速に対応できるものでなければなりません。

医療固有の要件

次に、医療アプリケーションとインフラストラクチャの要件を見てみましょう。

セキュリティとコンプライアンス:医療機関は、患者のプライバシーへの関心を明白に持つことに加えて、使用するアプリケーションとデータが極めて安全であることに知っておく必要があります。患者記録には、セキュリティで保護する必要があるPHI(保護医療情報)が含まれています。さらに、医療機関は、HIPAA(医療保険の相互運用性と説明責任に関する法令)やHITECH(経済的および臨床的健全性のための医療情報技術)をはじめとする、関連するすべての規則および規制に完全に準拠していることを監査人に証明するための準備をしておく必要があります。

Virtustreamは、セキュリティの確保を支援するために、インフラストラクチャ全体にわたって厳格な多層防御を適用します。多くのクラウド プロバイダーは、顧客がルール順守のワークロードを実行できるようにしていますが、そのコンプライアンスの保証は顧客が責任を負うものとしています。Virtustreamの医療向けクラウドは、医療プラットフォームと医療アプリケーション向けにHIPAA/HITECH完全準拠環境を提供します。

信頼性:医療スタッフは、これらのアプリケーションとデータを頼りに職務を遂行します。職務が生死に関わる場合、頼りにするすべてのものは正常に機能しなければなりません。ITにおいては、通常、信頼性はアップタイムと同等に扱われます。アップタイムが医療機関にとって非常に重要であることは明らかですが、信頼性にはもう1つ重要な側面があります。医療従事者は、提供されるデータが最初に保存された状態のまま保持され、提供されることに確信を持てなければなりません。患者記録のデータが失われるか、患者記録に正しくないデータが含まれていると、患者のトラブルを招くだけでなく、コンプライアンス違反による医療機関に対する罰金や訴訟につながる可能性もあります。

Virtustreamは、クラウド インフラストラクチャ、デスクトップ アクセス アプリケーション、さらにこの初期リリースでは、EMRデータベース自体も含めすべてをカバーする、最大99.999%のアップタイムを保証するさまざまなSLA(サービス レベル契約)を提供します。Virtustreamインフラストラクチャ内のすべてのストレージは、すべてのデータの整合性を確保するために定期的なエラー修正チェックを実行します。

高パフォーマンス:患者データを迅速に取得することが重要になる状況は容易に想像できます。分かりやすい例として、救急治療室や集中治療室が挙げられます。少し分かりにくいかもしれませんが、これと同じく重要なのは、パフォーマンスが患者が受けるサービスの質に与える影響です。患者と医師が診断結果を数日ではなく数時間以内に利用できれば、患者の満足度が向上し、良い治療を受けられていると感じるだけでなく、入院期間が短くなる可能性もあります。

Virtustreamには、ハイ パフォーマンスのミッション クリティカルなアプリケーション向けに構築されたインフラストラクチャがあります。このインフラストラクチャには、Virtustreamの各データセンターに配置された複数のネットワーク キャリアの高速リンクが含まれます。

医療機関向けハイブリッド サービス モデル

Virtustreamでは、クラウドのみを対象に、医療機関のサイトとVirtustreamクラウドの両方をカバーするマネージド サービスの選択自由なメニューを提供しています。私はこれをハイブリッド クラウド向けのハイブリッド サービスと考えています。

最も基本的なレベルでは、基盤となるVirtustream Enterprise Cloud向けのマネージド サービスを提供します。これには、すべてのインフラストラクチャの管理、サービス レベル契約の実行、Virtustreamの多層防御データ セキュリティ、HIPAAとHITECHへの完全準拠、実際に使用したリソースに基づき課金する、Virtustreamの特許取得済みのµVM(マイクロVM)モデルが含まれます。

お客様は、公開されたアプリケーションを利用するためのCitrix XenDesktopまたはVMware Horizon Viewを支えるコンピューティング プラットフォームの管理をVirtustreamに任せることもできます。

最後に、お客様は、Virtustream Managed EMR Platform Serviceを選択できます。これには、Virtustream Enterprise Cloud、デスクトップ アプリケーションの配信、お客様のEMRシステム データベースに対する管理サービスが含まれます。

お分かりのように、Virtustream Enterprise Cloudを基盤に構築されたVirtustreamの医療機関向けクラウドは、クラウドに移行する準備ができている、またはクラウドへの移行を検討している医療機関に最適なプラットフォームです。Virtustreamのクラウド サービスにエンタープライズ クラス管理サービスの柔軟なポートフォリオを組み合わせてください。そうすれば、コストを削減しながら患者へのサービスを向上させるのに必要なものが手に入ります。