Virtustream Blog

SAPをクラウドに移行する前にクラウド サービス プロバイダーに尋ねるべき6つの質問


in SAP

6_Questions_Graphic-768x768.jpeg#asset:1

SAPなどのミッション クリティカルなアプリケーションをクラウドに移行すると、ユーザーの満足度と財政の面で大きなリターンが得られます。ただし、CSP(クラウド サービス プロバイダー)を選ぶときには慎重に検討する必要があります。思い切る前に、次の6つの基本的な質問を自分自身に問いかけてください。

  1. パフォーマンスをどのように確保するか。多くのCSPは、パフォーマンスに関するSLA(サービス レベル契約)を提供しないか、提供できません。ミッション クリティカルなSAPワークロードをクラウドに移行しようとしている企業は、オン プレミスに優ることはないにしても、システムをオフ プレミスに置いても、同等のパフォーマンスがでることを確信できなければなりません。CSPが同じコンピューティング/ストレージ インフラストラクチャを共有する複数のテナントを保有している場合、パフォーマンスを保証するのは困難です。プロバイダーを選ぶときには、CSPが潜在的なノイジー ネイバー(うるさい隣人)の問題をどのようにこなすのか知っておくことが重要です。
  2. どのような課金方式か。課金の柔軟性はクラウド導入がメリットをもたらす場面の1つです。旧い管理ホスティング モデルと同じ方法で課金しているCSPは、クラウドのすべてのメリットを提供していません。一部のクラウドは、割り当てたリソースに基づいて課金しますが、コスト抑制のために、不使用時にシステムをシャットダウンするというオプションは提供します。少数のプロバイダーは、このステップをさらに進め、電力会社がキロワット ベースで課金するのと同様の、真の使用量ベースの課金を提供します。長期契約を結ぶことができますが、その場合でも使用量ベースの課金のメリットは得られます。複数年契約を結ぶと、より有利な価格交渉が可能になるとともに、安定した財政計画モデルが得られますが、クラウド ベースの導入の主な差別化要因はOPEX(運営費用)モデルに基づく支払いです。
  3. データセンターはどこにあるのか。エンド ユーザー エクスペリエンスは常に意思決定に影響します。システムをクラウドに移行したときに、認識されるパフォーマンスが低下しないことが重要です。システムをオフ プレミスに移動するときには必ずレイテンシが懸念されます。レイテンシに対して高い復元性を持つアプリケーションもありますが、通信セッション中に複数回のラウンド トリップを必要とするアプリケーションもあります。クラウド ワークロードをホストする場所を選択するときには、有利な場所にあるデータセンターを利用することが重要です。クラウドでSAPシステムを稼働させた経験があり、その経験に基づいてアーキテクチャを提案できるプロバイダーを選ぶことも重要です。
  4. いつ移行を開始できるのか。SAPの移行は複雑で時間のかかるプロセスです。クラウドへのSAPワークロードの移行に関する専門技術と経験を持つCSPと協業すれば、そのCSPを他のCSPに優先して選んだことに自信が持てます。対象範囲、リスク、ダウンタイムの閾値、インターフェイスなどの分野に関する的確な質問ができるプロバイダーと協業すれば、綿密なプランニング セッションが確実に実施され、高い成功の可能性を得ることができます。
  5. 顧客はどのような企業か。CSPは、お客様と同様の範囲、規模、動機を持つ企業を含む参照顧客リストを提示することが重要です。お客様は、Global 2000企業がそのCSPの環境でS/4HANA本番システムを実行していることを知れば安心できます。セキュリティ、コンプライアンス、パフォーマンスに関する一般的な懸念事項を抱える企業顧客とクラウドを共有することは、記録システムをクラウドに配置しようとしている企業にとって重要です。
  6. 競合他社と異なるのはなぜか。あるCSPが他のCSPと異なる点があれば、それを理解することは重要です。これにより、そのクラウドへの移行によってどのような付加価値が得られるか分かるからです。仮想マシンを稼働させたり、要求に応じてストレージの割り当てを増やしたりすることは、ほとんどのクラウド サービス プロバイダーにとって当たり前のことです。SAPの世界を専門的に扱い、SAP用のクラウドを有し、HANAが期待どおり稼働し、SAPが中枢アプリケーションに必要なアップタイムとパフォーマンスを持つことを保証するCSPも存在します。さらに、SAPの世界におけるイノベーションに力を注いでいるCSPも少数ながら存在します。
This entry was posted in SAP