事例紹介

Coca-ColaのインターナショナルBIG(ボトリング インベストメント グループ)、「飲む分だけ支払う」柔軟性によって効率性と収益を大幅に向上


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Coca-Cola社の高度な流通モデルでは、フランチャイズ ボトラーのパートナー ネットワークがCoca-Colaブランドの飲料を製造、パッケージ化、広告宣伝し、Coca-Cola社自体の顧客や、最終的な消費者に商品を販売する自動販売のパートナーに販売します。これらのボトリング パートナーは顧客(食料品店、レストラン、路上商店、コンビニエンス ストア、映画館、遊園地など)と密接に連携し、CocaCola社と共同で策定した現地向け戦略を実施します。このボトラー ネットワークでは、CocaCola製品を1日当たり19億杯のペースで消費者に販売しています。

10年以上前、Coca-Cola社は、同社が所有するボトリング資産の管理を目的に、BIG(ボトリング インベストメント グループ)を組織しました。BIGの使命は、Coca-Cola社が世界中のボトリング フランチャイズ加盟店に設定している高い操業水準をボトラーが達成できるように支援することでした。

現在、BIGは、インド、ベトナム、スリランカ、ネパール、ミャンマー、バングラデシュなどの新興市場を含む18の市場のボトリング オペレーションを管理しており、システム全体の取扱量の25%以上を占めています。

Coca-Cola社が最初にBIGを組織したとき、各ボトラーはそれぞれの固有の市場に起因するビジネス上のさまざまな課題に直面していました。このような課題にもかかわらず、BIGは、長期にわたる インフラストラクチャへの投資と適切な文化の構築により、健全で 持続可能なビジネスを実現し、規範となるボトラーになるというビジョンの達成に成功しました。

BIGの前CIOのJavier Polit氏は次のように述べています。「私 たちは、何年にもわたって成長を続ける間に、サプライ チェー ン、セールス、売上、利益創出の各分野において重要な戦略 的イニシアティブを実施することに継続的に取り組んできまし た。また、世界クラスの開発プログラムを活用し、最前線のスー パーバイザーからシニア エグゼクティブまであらゆるレベルで リーダーシップの能力を構築することに力を注いできました」

この成功したフレームワークにより、BIGに新たに参加するボトラーは、世界クラスのツール セットと実証済みのプロセスを活用して、独力で行うよりも短い時間で効率性と収益の向上を実現できます。最終的には、多くのボトラーがBIGからフランチャイズ システムへと再び移行します。いくつかの指標によると、このようなボトラーの多くが引き続き高水準の業績を達成しています

課題

BIGが公言している目標は、管理対象のボトラー全体にわたって効率性、売上、透明性、および基準を高めることです。しかし、BIG内の各ボトラーは、それぞれのビジネスと市場に起因する固有の課題に直面していました。したがって、BIGにとっての課題は、効率的なインフラストラクチャと標準化されたプロセスを導入することで、多種多様なボトラーの固有の複雑さや要件に対応することでした。

重要な検討分野の1つとして、各ボトラーに共通するミッションクリティカルなアプリケーションを実行する際の複雑さ、柔軟性の欠如、およびコスト軽減がありました。 これらの課題と、外部委託していた2か所のデータセンターに設置されている、設備投資中心の非常に柔軟性を欠くオンプレミス環境から脱却したいという欲求に突き動かされ、BIGは2012年にクラウド コンピューティングの導入に着手しました

まずは、Coca-Cola社のビジネス クリティカルなSAPシステムを含むミッション クリティカルアプリケーションのホスティングを外部に委託しました。 この最初の取り組みにより、BIGのボトラーはCAPEXモデルからOPEXモデルに移行し、ある程度のコスト削減に成功しましたが、このソリューションに問題がなかったわけではありませんでした。クラウドへの移行を実施したにもかかわらず、BIGのミッションクリティカルアプリケーションの実行にかかる総コストは依然として重くのしかかっていました。

これら中核アプリケーションの運用コスト削減は、会社の収益に影響を与えるだけでなく、システムの技術的および経済的柔軟性を大幅に高める好機につながることを意味していました。

ソリューション

2016年の春、BIGはVirtustream Enterprise Cloudへの移行プロセスを開始しました。BIGの7つのインターナショナルボトラーが、6か月かけてこの複雑なマルチシステムSAPを移行しました。

Polit氏は次のように述べています。「この新しいモデルでは、複雑な価格設定オプションや強引な交渉術を駆使してクラウド導入の最適なサービス レベルを算出する必要がありません。サービス要件は、個々のIT環境やアプリケーションの要求を満たすように自動的かつ動的に最適化されます」

これは、BIGにとっては、ボトラーが文字通り「飲む分だけ支払う」ことが可能になり、その結果、コストが大幅に減少するとともに、さらなる効率性の向上につながる消費の透明性が確保されることを意味します。

Virtustreamは、最新のインテル® Xeon® E7 v4プロセッサーを使用して高いパフォーマンスと拡張性を低コストで提供し、BIGとその顧客がこれらの機能を活用できるようにします。さらに、インテル® Xeon®プロセッサーの主要なセキュリティ機能(データ暗号化を提供するインテルAES-NIやプラットフォーム認証によって改ざん防止機能を強化するインテル® TXTなど)を活用してBIGのデータを保護します。

また、これらのテクノロジーにより、ワークロードが信頼できるサーバにのみ移動されること、およびすべてのデータが保管中も会社のデータセンターとVirtustreamのデータセンター間で移動しているときも保護されることが保証されます。つまり、BIGは、その知的財産、顧客/従業員データ、およびその他の機密情報が最も高度なセキュリティ テクノロジーの1つによって保護されることに確信を持てます

メリット

Virtustream Enterprise Cloudに移行することで、BIGのコストが減少しました。消費ベースのモデルを採用することで、BIGのミッション クリティカルなアプリケーションの総所有コストが減少しました。また、将来のプラットフォームの最適化により、BIGはコストをさらに削減できると見込んでいます。

Virtustreamクラウドには、各ボトラーの柔軟性が高まるというメリットもあります。消費ベースの価格設定により、各ボトラーは自社のコスト管理を直接コントロールできるようになるとともに、使用状況データに対する完全な透明性を手に入れました。Virtustreamは、各ボトラーに固有のツールと自動化されたプロセスを提供しました。これにより、各ボトラーは非本番システムの稼働時間を短縮するとともに、ストレージ階層を最適化することが可能になりました。こうした動きにより、長期的にさらなるコスト削減がもたらされると考えられます。

クラウドで業界をリード

BIGは、このような大規模なクラウド インフラストラクチャの移行に積極的に取り組んだたため、クラウド スペースにおいて先駆者として位置付けられています。


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