事例紹介

Domino Sugar:マルチ テナント クラウドで稼働する最大級のSAP本番環境


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Domino Sugar社がITを事業運営全体の改善に役立つ重要なビジネス要素ととらえていることは間違いありません。そのため、最適な組み合わせのインフラストラクチャを活用して効率的なIT運用、コスト制御、データ保護を確保することが重要です。

Domino社は、クラウドが企業にもたらす実証済みのメリットを考慮したうえで、ITインフラストラクチャ全体をクラウドに移行することで、IT運用の強化、リスクの軽減、およびIT管理のオフロードを実現し、ITリソースを他の戦略的プロジェクトやビジネス プロセスの改善に振り向けることができるかどうか検討しました。

グローバルな事業運営の課題とIT環境

Domino社は、産業、消費者(米国で3つの主要な砂糖ブランドを販売)、フードサービスの 3つの主要な流通チャネルで製品を販売し、流通させています。どのチャネルにも輸出関連のコンポーネントがあり、Domino社は買収を通じて国際的な存在感を拡げつつあります。 2010年、親会社のAmerican SugarRefining Inc.は、Tate & Lyle PLCの欧州精糖事業を買収しました。

世界規模で商品を提供するのに伴い、業務の統合に関連するさまざまなITの課題が発生します。世界の複数の国で複数の事業が展開され、新しいシステムが定期的に追加されるなか、Domino社のITインフラストラクチャは非常に複雑になり、何度も移行を重ねてきました。同社のIT環境は、従来のオン プレミス型データセンターとしてスタートしました。しかし、長年かけて運用の最適化を進め、ハードウェアをできる限り排除するとともに、ソフトウェアとデータをベンダーにオフサイトで保管してもらうようになりました。まず共同設置環境に、次にホスト型環境に、そして最後にアプリケーション サービス契約に移行しました。また、IT運用を向上させるため、長年にわたって新しいエンタープライズ テクノロジーやデリバリ メソッドをテストし、実装してきました。たとえば、規模も複雑さも増していたSAP環境について、アプリケーション アウトソーシングを早期に導入しました。 エンタープライズ リソース プランニング、顧客管理、請求および発注システム、ビジネス インテリジェンス、人材管理、給与管理などの重要な本番システムはすべてSAPを基盤としています。

目標を定め、信頼できるパートナーを見つける

Domino Sugar社は成長を続け、事業を拡大してきましたが、ITチームはIT予算を全収益の1%以下に抑えるのに苦労していました。ITインフラストラクチャの継続的かつ効率的な管理のため、ITチームは、柔軟性とコスト削減をもたらすと同時に、SAP本番システムの速度、信頼性、セキュリティの向上を実現できるクラウドに目を向けました。ITチームには断固たる決意がありました。それは、どの導入オプションを選ぼうと、北米の数千人が利用する、20 TB以上のデータを管理しているSAPシステムのパフォーマンスを、ほんのわずかでも犠牲にすることはできないというものでした。

Virtustreamの従量課金モデルは、Domino社にとって非常に魅力的な 戦略的メリットでした。このモデルでは、実際に消費したコンピューティング能力の分だけ料金を支払えばよいからです。以前のASPモデルでは、テクノロジーの制約がありました。キャパシティやストレージを増やすには長期の契約が必要で、インフラストラクチャを十分に活用できないことがしばしばあったからです。

クラウドへの移行:具体的なメリット

90日間の移行プロセスの後、Domino社は、複雑な本番アプリケーションを処理できる、Virtustreamの消費ベースのクラウドプラットフォームであるxStreamにITインフラストラクチャ全体を導入しました。プロジェクトには、数千台のSAPエンタープライズ アプリケーション システムが含まれていました。

その結果、SAPシステムはxStream上で最大で2倍高速に動作するようになり、可用性とセキュリティも向上しました。xStreamプラットフォームは、インテルXeonプロセッサー5680を活用し、仮想化されていない古い世代のインテル プロセッサー ベースのサーバと比べて、2倍高いパフォーマンスを提供します。

Domino社では、3年間でTCOが最大40%削減されると予測しており、一方で可用性の向上とディザスタリカバリ時間の短縮も実現されています。コスト削減によってビジネスの成長が実現されます。コスト削減によってビジネスの成長が可能になり、クラウドでアプリケーションを実行することから得られる柔軟性によって、IT部門はハードウェアの管理ではなく、ビジネス バリューの提供に集中できます。

要がなくなることに関連します。Virtustreamの従量ベースの導入と価格設定により、Domino社には、必要に応じて迅速にリソースを追加できる柔軟性がもたらされました。これにより、より効率的なリソース利用が可能になるとともに、真の消費ベースの価格設定モデルが実現しました。マネージド サービスは、プロビジョニングされたインフラストラクチャではなく、月あたりの集計ワークロードに基づいて購入することもできます。これにより、さらに効率的に収益を確保できます。


要素以前のシナリオクラウドによる改善
柔軟性一部のサーバ資産は会社所有。それ以 外は複数年契約が必要な物理資産。必要なときに必要なキャパシティ分だけ支 払う。
可用性一部のSAP本番システムは高い可用性 を備えている。それ以外の本番システム および非本番システムには、ハードウェ アの障害によって4時間以上のダウンタ イムが生じるリスクがある。すべてのシステムが高い可用性を備えて おり、ハードウェアの障害によるダウンタイ ムのリスクがほとんどない。
ディザスタリカバリ災害が発生した場合、最大24時間分の データが失われるおそれがあり、システ ムを復元するのに2日以上かかるうえ、 パフォーマンスが低下する。すべての本番システムが代替サイトにミラ ーリングされるため、データロスがほぼ発 生せず、1時間足らずで完全なパフォーマ ンスを復元できる。
利便性追加のサーバの調達および導入に数週 間かかる。追加のサーバを数時間で調達および導入 できる。
バックアップおよびリストアテープにバックアップされ(低速)、サード パーティの保管庫に保存される。これに より、週末のプロジェクト カットオーバー にかかる時間が長くなる。ディスクにバックアップされ(高速)、代替デ ータセンターに保存(災害発生時に使用) する。


転換点:クラウドのSAPおよびその他のエンタープラ イズ アプリケーション

Domino社は、XStreamへの導入を完了し、マルチ テナントのプライベート クラウドで稼働する最大規模のSAP本番環境を効率的に実行しています。この導入はDomino社の考え方が変化したことを示しています。つまり、CIOやその他のITプロフェッショナルは、クラウド プラットフォームを信頼し、クラウド環境から得られるメリットを理解し始めているということです。


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